研究課題/領域番号 |
18H04074
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
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研究分担者 |
藤吉 朗 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (10567077)
有馬 久富 福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
大野 聖子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (20610025)
椎野 顯彦 滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 准教授 (50215935)
門田 文 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (60546068)
上島 弘嗣 滋賀医科大学, アジア疫学研究センター, 特任教授 (70144483)
野崎 和彦 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90252452)
新田 哲久 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40324587) [辞退]
渡邉 嘉之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20362733)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 潜在性動脈硬化 / 脳萎縮 / 疫学 / 日本人一般女性 / 認知症 |
研究実績の概要 |
まず本研究実施に関して滋賀医科大学倫理委員会の承認を得た。第一期調査にて、草津市住民より住民基本台帳法に則り閉経後の60歳から85歳の一般住民女性約3000名を無作為に抽出した。本研究代表者・分担研究者らが過去に実施した、同地域から無作為抽出した一般住民男性における疫学研究では応諾率が約30-40%であったため、これを考慮して対象者の抽出を、5歳年齢階級毎の対象者数がほぼ均等になるように抽出した。今回の第二期調査でも、無作為抽出された対象者には郵便及び電話で研究への参加を依頼した。調査および分析プロトコールは、本研究代表者・分担研究者らが同地域一般住民男性において既に実施した、または実施中の疫学研究の際に用いた、標準化されたプロトコールに基づき作成した。検査内容は、胸腹部CT検査、頭部MRI検査、認知機能検査、頚動脈エコー検査、血圧測定、心電図、血液・尿検査、活動量・歩数検査、等である。平成30年4月から実調査を開始し、本年度も調査を継続した。調査は土・日曜と2日連続して実施した。調査場所は、滋賀医科大学病院に隣接する滋賀医科大学アジア疫学研究センター内の疫学研究専用クリニックである。対象者には、調査実施前に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を得た。将来の関連遺伝子検査を含め、胸腹部CT検査、頭部MRI検査など、個別の項目について分割して同意を得た。撮影された胸腹部CT画像、頭部MRI画像、頸部超音波画像等については、順次、精度管理を行いつつ研究者等による各種計測を実施した。 血清脂質、血糖値等、主要な血液検査項目については十分な精度管理の下、順次測定を行った。検査結果については、医師が最終判定を行い、コメントと共に対象者に返却した。2019(平成31/令和元)年度は95名の調査を実施完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2019(令和元)年8月、潜在性動脈硬化症および認知機能の調査を行う課程で、天候による調査中止、調査参加申し込み者の当日キャンセル等が続き、調査参加者数不足が判明したので、調査対象者のリクルート数および調査回数の再検討を行い、リクルート数および調査回数を増加して潜在性動脈硬化症および認知機能の調査をする必要が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
研究実施体制は整っており、本申請研究費により調査実施を継続する。令和2(2020)年度では約130人の調査を予定している。調査場所は、引き続き滋賀医科大学アジア疫学研究センターおよび滋賀医科大学附属病院である。対象者には、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を得る。撮影された胸腹部CT画像、頭部MRI画像、頸部超音波画像等については、順次、精度管理を行いつつ研究者等による各種計測を実施する。画像診断結果、血液検査結果等については、医師が最終判定を行い、コメントと共に対象者に返却する。調査により得られた情報は、順次データクリーニングを行い、データベース化を行う。前年度末までに既に収集されデータベース化されている情報に基づき、各種潜在性動脈硬化指標、無症候性脳血管障害、脳萎縮、認知機能低下の日本人女性における実態と関連要因について横断的解析を予備的に行う。また、主に米国との比較を行うために、MESA研究の研究者等と打ち合わせを行うと共に、予備的解析を進める。予備解析の成果は、国際学会等での発表を進めていく。
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