本研究では,あらゆる歩容が「知:経験,スキル,身体能力」「情:情操,感情」「意:状況,意志」「体:年齢,体調,疾患,機能障害」の四大要因の複合として解釈可能という仮説の下で,P1) 知情意体歩容モデルの構築に取り組んだ.健康指標の一つである体組成による「体」のラベルを含む歩容データセット等を構築し,複数の要因をまたぐ転移学習による歩容モデルを構築し,歩容による体組成推定等のタスクにおいて有効性を確認した.また,知情意体歩容モデル構築を通して得られた知見に基づいてP2) 防犯分野への応用に取り組み,個人性と個人内の変動要因への要素分解に基づく歩容認証手法等を開発した.
|