• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実績報告書

外分泌不全モデル動物から紐解くエクソサイトーシス分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 18H06318
研究機関朝日大学

研究代表者

大野 雄太  朝日大学, 歯学部, 助教 (30796644)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード外分泌 / NODマウス / AQP5 / MARCKS / YAP
研究実績の概要

外分泌のメカニズム解明を目指し、シェーグレン症候群モデルとして使用されるnon-obese diabetes (NOD) マウスを用いて涙腺・唾液腺における形態の観察および分子生物学的検討を行った。NODマウスの雄は涙腺炎を、雌は唾液腺炎を高確率で発症するため、実験には性周期に影響されない雄マウスを用いた。
涙腺炎発症後の雄のNODマウスの涙腺において、対照マウスの涙腺と比して肥大していることが判明し、副交感神経刺激後の涙液分泌量が低下していた。一方で同一マウスにおいて、唾液分泌量の減少は認められなかった。涙腺において、水分泌に関与するaquaporin 5 (AQP5) が減少していたが、タンパク分泌に関与するmyristoylated alanine-rich C kinase substrate (MARCKS) は変化していなかった。また、肥大化に関与するyes-associated protein (YAP) は変化していなかった。以上より、涙腺炎発症後の雄のNODマウスの涙腺において、AQP5の減少が涙液分泌低下に関与する可能性が考えられた。
なお、2018年度に科研費・研究活動スタート支援で始めた本研究は、2019年度より科研費・若手研究に切り替え継続する。外分泌低下を発症する前後を比較し、外分泌低下に関与する因子を同定する予定である。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Involvement of AQP5 and YAP in hyposecretion in lacrimal gland of male NOD mice.2019

    • 著者名/発表者名
      Yuta Ohno, Keitaro Satoh, Masanori Kashimata
    • 学会等名
      The 2019 Gordon Research Conference on Salivary Glands and Exocrine Biology
    • 国際学会
  • [学会発表] 雄性NODマウスの涙腺におけるMARCKS及びAQP5の発現減少2018

    • 著者名/発表者名
      大野 雄太、佐藤 慶太郎、柏俣 正典
    • 学会等名
      第60回歯科基礎医学会学術大会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi