• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実績報告書

不活動がGLUT1による基礎状態の糖取り込みに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18H06430
研究機関長岡工業高等専門学校

研究代表者

河本 絵美  長岡工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (40634514)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードGLUT1 / TXNIP
研究実績の概要

骨格筋に存在する糖輸送担体 GLUT1 は細胞膜に存在し、インスリンの関与しない基礎状態の糖取り込みを担う。立つ・歩くなどの生活活動が減少する「不活動」はこの GLUT1 による基礎状態の糖取り込みを低下させるため、1 日を通して持続的な高血糖を引き起こす。しかしその分子機序は不明である。
本研究では、ラットの下肢片側をギプスで固定した不活動動物モデルを用いて分子機序の解明に取り組み、抗酸化作用の阻害に関与するチオレドキシン結合タンパク質(Thioredoxin-interacting protein:TXNIP)の発現が不動化した筋で増加することを明らかにした(Kawamoto et al. J Appl Physiol, 2018)。さらに、TXNIP は GLUT1 の働きを負に制御する可能性が指摘されていることから、不活動がTXNIPの発現増加を介してGLUT1の遺伝子発現を減少させる可能性があると考え、膜分画キット(ProteoExtract 71772-3, Novagen)を用いて検討を行った。しかし不活動によって膜上のGLUT1タンパク質発現は変化しなかった。今後、引き続き詳細な検討を行う予定である。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Immobilization rapidly induces thioredoxin-interacting protein gene expression together with insulin resistance in rat skeletal muscle2018

    • 著者名/発表者名
      Kawamoto E, Tamakoshi K, Ra SG, Masuda H, Kawanaka K
    • 雑誌名

      Journal of Applied Physiology

      巻: 125 ページ: 596-604

    • DOI

      10.1152

    • 査読あり
  • [学会発表] 不活動はヒラメ筋のTXNIP遺伝子発現とインスリン抵抗性を誘導する2018

    • 著者名/発表者名
      河本絵美、玉越敬悟、羅成圭、増田紘之、川中健太郎
    • 学会等名
      第73回日本体力医学会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi