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2021 年度 実績報告書

人間環境の批評についての理論構築――居住者・観光者の環境美学――

研究課題

研究課題/領域番号 18J00618
研究機関成城大学

研究代表者

青田 麻未  成城大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2022-03-31
キーワード環境美学 / 日常美学 / 地域芸術祭 / 観光
研究実績の概要

本研究の目的は、人間環境の批評をより十全に説明する理論を構築することにある。この目的は①基礎研究、②個別研究、③事例分析の3つのステップを経て達成される。
本研究課題は令和2年度末を持って終了する予定であったが、令和2年11月から令和3年12月まで(うち令和3年9月から令和3年12月までは研究再開準備支援期間)、出産・育児を理由とする採用中断期間を取ったため、令和4年3月末を持って終了するよう期間が延長された。令和3年度に研究を進めた期間は、研究再開準備支援期間として4ヶ月間、採用再開後に3ヶ月間であり、合わせて7ヶ月間である。また研究再開準備支援期間がその過半数を占めていることから、実際に研究に充てられた時間はより少ない数字となる。
令和2年度および令和3年度は③の研究を進める予定であった。しかし、令和2年度に開催予定で主な調査対象となるはずだった奥能登国際芸術祭が令和3年度まで延期された。そのため、令和2年度は地域芸術祭に関する具体的な調査というよりも、その美的価値を査定するための理論的枠組みを確保する論文を執筆した。これは令和2年度中に査読を通過し、令和3年6月に『美学』72(1)(美学会)に掲載された。採用中断期間中ではあるが、令和3年7月にはこの論文をもととして、ART RESEARCH ONLINEにて、鼎談「地域芸術祭の鑑賞者はなにをみるのか」に登壇した。
本来であれば令和3年秋に開催された奥能登国際芸術祭にて研究調査を行うべきであったが、新型コロナウイルスの感染拡大と、研究者自身が授乳のために子どもから数日にわたって離れることができない時期であったため、断念した。代わりに、令和3年8月・9月には東京ビエンナーレを数日にわたって訪れ、研究調査を行った。この成果を踏まえ都市型の地域芸術祭に関する考察をまとめることは、今後の課題とする。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 「地域アート」の芸術的価値ーー環境美学の視点からーー2021

    • 著者名/発表者名
      青田麻未
    • 雑誌名

      美学

      巻: 72 (1) ページ: 25-36

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 観光者の環境美学 ーー観光活動の構造からみる環境の美的鑑賞2021

    • 著者名/発表者名
      青田麻未
    • 雑誌名

      武庫川女子大学生活美学研究所紀要

      巻: 31 ページ: 74-84

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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