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2020 年度 実績報告書

日本におけるトラウマとモダニティ:戦争と労働災害をめぐる経験・解釈・補償制度

研究課題

研究課題/領域番号 18J00642
研究機関広島大学

研究代表者

中村 江里  広島大学, 人間社会科学研究科, 准教授

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2021-03-31
キーワードトラウマ / モダニティ / 戦争神経症 / アジア・太平洋戦争 / 外傷性神経症 / 労働災害
研究実績の概要

2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大の時期と重なり、資料保存機関や図書館への訪問、学会・研究会のための海外への渡航、対面式のインタビュー調査などがかなり制限されたため、これまで収集した史資料をもとに論文の執筆を進めた。その成果として、東アジアや東南アジアにおけるトラウマの歴史に関する英語の論文集に、近代日本における戦争とトラウマに関する論文を寄稿した。この論文集は、これまで北米やヨーロッパを中心に論じられてきた近代社会とトラウマの歴史の地理的範囲を一気に拡大するものであり、トラウマとモダニティに関する考察が今後さらに深まっていくことが期待される。
また、昨年に続きトラウマティック・ストレス学会のシンポジウム報告者に招待され、トラウマ研究において戦争というテーマが関心を集めていることを実感している。対面式のインタビュー実施はしばらく困難と思われるが、オンラインの市民向け講座で参加者にアンケートを実施し、インタビュー協力者数名を得ることができた。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 「加害」と「罪悪感」を歴史化する ―戦時下の国府台陸軍病院カルテの分析から2020

    • 著者名/発表者名
      中村江里
    • 学会等名
      第19回日本トラウマティック・ストレス学会 シンポジウム「兵士の加害体験」
    • 招待講演

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公開日: 2021-12-27  

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