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2019 年度 実績報告書

高分子量蛋白質NMR構造決定の完全自動化と人工花成ホルモン受容体複合体への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18J01012
研究機関大阪大学

研究代表者

新家 粧子  大阪大学, 蛋白質研究所, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2021-03-31
キーワード溶液NMR / 立体構造 / フロリゲン / 蛋白質複合体
研究実績の概要

今年度は、フロリゲン蛋白質の19Fスクリーニングと、19Fを利用した、ヒット化合物複合体構造解析に取り組んだ。
昨年度のフロリゲン受容体蛋白質に対する19F NMRスクリーニングの結果得られた複数のヒット化合物について、1H 飽和移動差 NMR実験を実施した。その結果、フロリゲン受容体蛋白質と混合した際に、19Fヒット化合物と受容体蛋白質の相互作用を示す明確なシグナルが得られた。さらに、フロリゲン蛋白質についても、昨年度整備した所属機関独自の19Fスクリーニングライブラリを用いて19F NMRスクリーニングを実施した。その結果、複数のヒット化合物が得られた。これらのヒット化合物についても、1H 飽和移動差NMR実験を実施し、フロリゲン蛋白質と19Fヒット化合物の相互作用を示すシグナルを得た。
つづいて、19Fヒット化合物の蛋白質への結合部位を明らかにすることを目的とし、19Fを利用した選択的飽和移動差NMR実験に取り組んだ。既知阻害剤との複合体構造情報に富むFKBP12蛋白質をモデル蛋白質とした。19F NMRスクリーニングにより得られたFKBP12のヒット化合物について、滴定実験を行なった。化合物滴定によるHSQCシグナルの化学シフト変化に基づいてFKBP12との複合体構造モデルを構築し、1H核および19F核を用いた選択的飽和移動差NMR実験の結果を満足する複合体構造モデルを選択する事で、極めて収束度の高い複合体構造を得ることに成功した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Crystal Contact-Free Conformation of an Intrinsically Flexible Loop in Protein Crystal: Tim21 as the Case Study2020

    • 著者名/発表者名
      Siqin Bala, Shoko Shinya, Arpita Srivastava, Marie Ishikawa, Atsushi Shimada, Naohiro Kobayashi, Chojiro Kojima, Florence Tama, Osamu Miyashita, Daisuke Kohda
    • 雑誌名

      Biochim Biophys Acta Gen Subj

      巻: 1864 ページ: -

    • DOI

      10.1016/j.bbagen.2019.129418.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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