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2020 年度 実績報告書

一次繊毛形成を制御する新規Rabの探索と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18J21195
研究機関東北大学

研究代表者

小口 舞  東北大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2021-03-31
キーワード一次繊毛形成
研究実績の概要

一次繊毛形成を制御する新規Rabとして同定したRab34のさらなる機能解析を行うため、一次繊毛形成におけるRab34の働きに重要な領域をより詳細に検討した。これまでに得られた結果から、Rab34の働きには他のRabには存在しない特徴的なN末端側の配列が重要であるということを見出している(J. Biol. Chem., 2020)。そこで本年度は、新たにRab34のN末端側を削った2つの変異体を作製し、Rab34のノックアウト細胞を用いてレスキュー実験を行った。その結果、N末端6アミノ酸を削った変異体ではシリア形成が回復したのに対し、18アミノ酸を削った変異体ではレスキュー効果が認められなかった。すなわち、N末端から7から18番目のアミノ酸の中に一次繊毛形成に重要なアミノ酸配列が存在すると想定されたことから、さらにこの領域に部位特異的アミノ酸置換(アラニンへ置換)を施し、同様なレスキュー実験を行った。変異体の解析の結果、16から18番目のアミノ酸をアラニンに置換した変異体でのみレスキュー効率の低下が見られ、これらのアミノ酸がRab34の一次繊毛における働きに重要であることが強く示唆された(Small GTPases, 2021)。以上の研究成果は2報の国際誌に発表されており、期待以上の研究の進展があったと判断できる。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] A comprehensive analysis of Rab GTPases reveals a role for Rab34 in serum starvation-induced primary ciliogenesis.2020

    • 著者名/発表者名
      Oguchi, M.E., Okuyama, K., Homma, Y., & Fukuda, M.
    • 雑誌名

      J. Biol. Chem.

      巻: 295 ページ: 12674-12685

    • DOI

      10.1074/jbc.RA119.012233

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2021-12-27  

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