研究実績の概要 |
本研究は、長波長光を励起光とする Channelrhodopsin (ChR) である Chrimsonの構造解析、および二種類のChRのキメラであるC1C2の時分割構造解析を通して、ChRの分子基盤を解明することを目的としている。Chrimsonの研究に関しては平成30年度にnature communication 誌に研究成果を報告、掲載されている。そのため、今年度はC1C2を用いた時分割実験に関して実験を進めた。当初の計画通り、2019年には二回の時分割測定実験を実施し、励起光照射後、50us, 500usの回折データを取得することに成功した。得られたデータから、励起光照射によるChRの構造変化を明らかにすることに成功した。
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