「信の哲学」の英語版作成の所期の目標はほぼ達成できた。パウロ神学の基礎にある彼の方法論であるロゴス(理)とエルゴン(その理の今・ここの働き)の相補性を展開した。それはアリストテレス哲学の方法論でもあり、その研究成果を「アリストテレスの様相存在論の考察」としてイエール大学David Charles教授の献呈論文集に掲載した(2024)。なお、研究代表者のパウロ「ローマ書」の神学的に中心箇所である「ローマ書」3章22節の誤訳の訂正に賛同した研究者たちとシカゴからHP作成プロの手助けを得てThe Faithfulness Projectを立ち上げ、基礎論文三つと対話録画三本をHPにアップできた。
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