研究課題/領域番号 |
18K00026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪経済法科大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
金 泰明 大阪公立大学, 人権問題研究センター, 特別研究員 (10388613)
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研究分担者 |
山竹 伸二 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90388629)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 認知症との共生 / 普遍共生論 / 価値とルールの人権原理 / ケアの哲学 / 自由の相互承認 / 共感の原理 |
研究成果の概要 |
「ルール的人権原理にもとづく普遍ルール社会構想」という展望において、1つの新しい共生原理論と方法原理の基礎づけを行った。今後は、自由の「相互承認の原理」と「共通了解の原理」によって、認知症や精神障害者=「存在的マイノリティ」の承認と共生に向けた課題を「生の世界」の理解と感受にもとづく相互ケアと相互承認、すなわち普遍共生の構築によって解明したい。
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自由記述の分野 |
Philosophy, phenomenology, psychology, sociology
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
普遍的人権概念の哲学原理・実践的原理を巡る混乱や齟齬、および共生論が拠って立つ哲学原理と方法論および社会構想における相違に起因する混乱と対立を解消し、現実社会に力強く寄与しうる共生原理論として「ケアの哲学」と「普遍共生論」の基礎づけを行うことができた。これによって認知症の人や精神障害者たちが抱えている苦しみや諸問題を実践的に解決する哲学原理的方法が解明されえよう。
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