八王子地区の41カ所の霊園を調査すると、業者の介在が不可欠であることがよく理解できた。開発の際の費用の分担等については、栽培でも起こらない限り把握できないが、墓地の販売、維持等、宗教法人が担当する儀礼以外は、業者が担当している。業者のHPには複数の宗派が異なる宗教法人の霊園が所属団体を明示せずに複数掲載されている。 都下の大規模な機械式霊園では、敷地と財源の確保、機械とシステムの維持を行っているのは業者である。金沢で確認した寺院は建物自体が通常の寺院の形態をしておらず、境内墓地もほとんど埋まっていなかった。ただ、法的には問題がないように運営されている現状は問題の深刻さを物語っている。
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