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2022 年度 研究成果報告書

ドイツ語オペラ確立への軌跡:ドイツ語諸都市の上演状況比較から辿る自国語オペラ

研究課題

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研究課題/領域番号 18K00123
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01050:美学および芸術論関連
研究機関東京藝術大学

研究代表者

大河内 文恵  東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (20463953)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードオペラ史 / イタリア・オペラ / ドイツ語オペラ / ドレスデン / ベルリン / ウィーン / ミュンヘン / 上演史
研究成果の概要

18世紀半ばまでほぼイタリア・オペラ寡占状態とされてきたドイツ諸都市において、ドイツ語オペラがどのように確立・受容されていったかを上演史から読み解き、論文『ハッセとヴェーバーの間:1765年から1830年までのドレスデンにおけるオペラ上演に関する予備的考察』『七年戦争後のベルリンで上演されたオペラードレスデンとの比較から』『1760 年代から1830 年までのヴィーンにおけるオペラ上演についての試論 : ドレスデン・ベルリンとの比較から』にまとめた。同じ時期でも、イタリア・オペラの重要度はドレスデン、ベルリン、ヴィーンの順に低くなり、ドイツ語オペラの重要度はその逆であることが明らかになった。

自由記述の分野

西洋音楽史、オペラ史

研究成果の学術的意義や社会的意義

主要な作曲家や作品が中心となって進められてきた音楽史記述に、上演史というファクターを加えることでこれまで見えていなかった視点を提示した。オペラの作品研究において、作曲家が直接関わらない上演は対象から除外されてきたが、それこそが当時のオペラ上演の実態を表す一断面だといえる。最終年度には対面とオンラインを合わせて100人を超える参加者を得てシンポジウムを開催し、研究成果を社会に還元することができた。

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公開日: 2024-01-30  

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