• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

中世律宗絵画に関する基礎的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K00178
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館

研究代表者

瀬谷 愛  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 室長 (50555133)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード中世律宗 / 叡尊 / 忍性 / 一遍聖絵 / 聖徳太子信仰 / 聖徳太子絵伝 / 聖徳太子二歳像 / 舎利信仰
研究成果の概要

日本中世において全国的に展開し、宗派を超えて大きな影響を与えた中世律宗諸流派が、国宝「一遍聖絵」、重要文化財「文王呂尚図・商山四晧図屏風」、「聖徳太子絵伝」、「聖徳太子二歳像」などの絵画彫刻作品の制作に関与した可能性について、表現技法や図様の比較、背景分析から明らかにし、13世紀から14世紀にかけての仏教絵画研究に「中世律宗絵画」という新たな視座を提示した。

自由記述の分野

日本美術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

絵画を中心とした美術作品の制作現場に関して、注文主と作家の仲介役になった可能性がある律僧らの動向をあわせて調査分析することによって、地域、宗派、時代を超えた、より多角的な復元的考察が可能になった。また、諸宗派と連携した中世律宗に関する絵画に関する本研究成果は美術史のみならず、仏教史、日本史、国文学など隣接分野に活用され発展する可能性を有している。さらに、全国には中世律宗の関連遺跡、遺物が残っており、その再評価は各地方の地理や文化に根差した特色ある中世の姿をひきたたせ、現代における新しい価値の創造へとつながることが期待される。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi