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2020 年度 実施状況報告書

障害者の芸術表現をoperaにする社会システムの研究:社会的排除の克服にむけて

研究課題

研究課題/領域番号 18K00207
研究機関鳥取大学

研究代表者

川井田 祥子  鳥取大学, 地域学部, 教授 (40567632)

研究分担者 佐々木 雅幸  同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (50154000)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード障害者 / 社会的包摂 / 表現活動 / 承認 / well-being / opera
研究実績の概要

先駆的に表現活動を採り入れ、障害者の新たな仕事として位置づけようという試みを行っている福祉施設の情報収集および訪問調査を行った(京都市の一般社団法人暮らしランプ等)。さらに、これまでの調査で関係を構築した福祉施設に対して、その後の変化等に関する知見を得るためにオンラインでの面談を実施した(神戸市の片山工房、大阪市のアトリエコーナス等)。また、厚生労働省が推進している「障害者の芸術文化活動普及支援事業」の報告会が、コロナ禍によってオンラインで実施されるなど、関連事業のオンラインによる開催が増加したため、可能なかぎり参加して最新の知見を得るように努めた。
これらの調査の中で、学校から社会への移行がどのようになされているのかも重要であると考え、特別支援学校での教育方針および教育実践に関する文献調査を行った。とりわけ、一人ひとりの発達保障の観点から「専攻科」を設置している学校に着目し、専攻科設置の背景や課題、意義などを析出している段階である。「学校から社会へ」の移行の際、たんなる経済的自立を目指すだけでは本研究のテーマである「opera」(ラテン語で「仕事」を意味し、生きる喜びの発露となるような働き方をいう)の具現化は難しいと考えられる。よって、一人ひとりのセルフエスティームをはぐくみながら、潜在能力をみきわめ、それぞれに適した仕事を選択できるような環境づくりのために、学校と社会は何をすべきかという考察を続けている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、インタビュー調査に出かけることがむずかしくなったから。

今後の研究の推進方策

オンライン会議を駆使し、インタビュー調査や研究会の企画運営に努める。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍によりインタビュー調査に出かけることや、研究会開催が難しくなったため、次年度へ繰り延べとなった。次年度はオンライン会議を活用しながら研究を遂行していく。

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公開日: 2021-12-27  

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