研究課題/領域番号 |
18K00244
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
村上 泰介 愛知淑徳大学, 創造表現学部, 准教授 (40410857)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ニューロダイバーシティ / メディアアート / 特別支援 / 遊び |
研究実績の概要 |
ニューロダイバーシティによる多様な世界像を体験できる場の構築を進めるための実験として展覧会「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム メディア実験室」に今年度前半の研究成果を出展した。同展覧会は愛知県児童総合センターにて、2018年9月22日から30日までの9日間実施された。 同展覧会開催を通じてコンコルディア大学所属の研究協力者との共同による研究および制作についての方向性や手法についての発展的な意見交換ができた。また、同展覧会では、3歳から5歳までの児童らに制作段階から参加させる手法を取った。同手法は作品の調整や展示方法などに活かされ、愛知県児童総合センターに訪れた鑑賞者を体験者として参加させる際に、特に児童らの参加しやすさを醸成するうえで効果的であった。 一方で展覧会での体験を、より親密な体験とするためには、従来の愛知県児童総合センターにおける展示への鑑賞者の参加方法では十分ではないことがセンタースタッフの意見として挙がってきたため、展示への参加方法についても研究を進めることとなった。 加えて、多様な世界像を持つ児童の研究を進めるために、特別支援学校の協力を得て、多様な生徒の教育現場における生活の現場を知り、その知見からメディアを活用した創造的空間の構想を進めることとなった。同施設での研究成果をもとに、愛知県児童総合センターでの展覧会を発展させることとなった。2019年度および2020年度の9月に展示を実施し検証する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ニューロダイバーシティによる多様な世界像をメディアアートを活用して体験的に相互理解できる場として創造する本研究の成果発表および検証の場として、愛知県児童総合センターでの展示を研究期間中の3年間実施する計画であり、2018年9月に1回目の展示を実施することができた。同展示を通して、コンコルディア大学所属の研究協力者との共同制作や、3歳から5歳までの児童との共同制作の手法を実践的に進めることができた。 また、特別支援学校の協力を得て、ニューロダイバーシティによる多様な世界像への理解を深めることができた。同施設での理解をもとに研究協力者との情報共有を進めることができた。 これらの実践をもとに、2年目の展覧会に向けた研究制作を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
研究成果を広く一般に展覧会という形態で発信しながら研究を進める手法を継続していく。具体的には2019年度および2020年度の9月にそれぞれ展覧会を愛知県児童総合センターで実施していく。同展覧会へ出展する作品は、東京方面の特別支援学校などの施設に所属する児童らのために開発するメディアアート作品をもとに、多様なニューロダイバーシティの相互理解の視点から開発を進める。 開発にあたっては、コンコルディア大学所属の研究協力者との共同制作を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度は所属する研究機関の近隣施設である愛知県児童総合センターにおける研究を中心に実施していたため旅費がかからなかったため。 次年度は遠方での調査研究を計画しており、次年度使用額を効果的に活用する。具体的には東京方面の特別支援学校での調査研究および展示を計画している。
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