研究課題/領域番号 |
18K00249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
黒木 宏一 九州産業大学, 経済学部, 准教授 (00618150)
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研究分担者 |
内山 敏典 九州産業大学, 学術研究推進機構, 科研費特任研究員 (10151903)
外園 智史 九州産業大学, 経済学部, 准教授 (40611570)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 伝統工芸品 / 伝統産業 / 伝統工芸品産業 / 需要分析 / 消費者意識 / 統計データ / アンケート調査 / 北部九州 |
研究成果の概要 |
本研究は、第一に、統計データによる日本産陶磁器と他国産との代替関係の検討や国内需要構造の分析、第二にアンケートデータによる潜在需要の存在や伝統工芸品を好む消費者の特徴の解明等を進めた。結果として、九州北部の伝統工芸品(陶磁器)を対象として、2008年度に08J54283の一環として実施したアンケート調査の結果との異時点間比較を通して、消費者の基本的な属性や価格、数量、品質の良し悪しなど、伝統工芸品の購買意思決定の関連性等を明らかにした。
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自由記述の分野 |
経済学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統産業(伝統工芸品産業)の研究は、産地に形成される産業組合や作家に焦点をあて産地や工芸品のブランディングを志向する、いわゆる「供給サイド」の研究報告が多い。そのような中で、われわれのグループは、陶磁器をはじめとする伝統工芸品需要の統計解析を進めるなど、「需要サイド」の研究に取り組んできた。需要の減退によって産業の衰退がみられるが、地域の誇る伝統産業は「持続可能な産業として再生を図ること」が今日的な課題である。本研究は、「新たな需要」の創出に資するため、消費者のニーズの多様性に着目し伝統工芸品の需要構造の解明に迫ろうとした点に、研究の意義を見出せるものと思料する。
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