中国版本における圏点は、「全国漢籍データベース協議会」(京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター)「日本漢文文献目録データベース」(二松学舎大学日本漢文教育研究推進室)によって、日本に現存する集部の詩集数百点を拾い上げ、作品・年代によって整理した上で、年代の古い順から作品を実際に調査し、そのなかの圏点を、「,」(黒ゴマ)「,」(白ゴマ)「●」(黒丸)「○」(白丸)等の種類と、その圏点が意味する評価「対句」「警句」などの用法によって整理する。 本年度は、伊那市立高遠町歴史博物館・中央大学・内閣文庫・実践大学において、中国および日本の版本において、圏点を調査した。
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