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2018 年度 実施状況報告書

台湾大学図書館所蔵『日本書紀』諸本の調査と研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K00303
研究機関京都精華大学

研究代表者

是澤 範三  京都精華大学, 人文学部, 准教授 (20554075)

研究分担者 中澤 信幸  山形大学, 人文社会科学部, 教授 (30413842)
酒井 亨  公立小松大学, 国際文化交流学部, 准教授 (90645350)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード日本書紀 / 台湾大学図書館 / 撰進1300年 / 桃木文庫
研究実績の概要

本研究は、国立台湾大学図書館の特蔵組で管理されている『日本書紀』の写本、刊本の調査、および2020年の『日本書紀』撰進1300年を前に、日本国内で予定されている関連イベント、展示会を調査し、『日本書紀』を通じた日本と台湾の交流促進を目的としている。
国内における開催予定のイベントの把握に努めているが、現段階で把握している関連イベントに限ってみれば、開催予定はやや低調と言わざるを得ない。東京国立博物館(日本書紀成立1300年特別展「出雲と大和」2020年1月15日~3月8日、奈良県と島根県とによる協同開催)が予定している展覧会が規模として大きなものである。
多くの日本書紀写本を所蔵している天理大学図書館は、これまでにも日本書紀写本の展示(特別展「天理図書館 古典の至宝 ―新善本叢書刊行記念―」2017年など)をしていることもあり、2020年に関連イベントの予定はない。
また、海外における古典籍(古写本)の貸し出し展示等については、その取り組みの難しさも、聞き取り調査から改めて認識した。
なお、和漢比較文学会が開催している海外例会が、2020年に台湾で予定されており、その際に、台湾大学図書館が所蔵する『日本書紀』をはじめとする日本古典籍の紹介および展示の企画を、関係部署に提案する予定である。
また、『日本書紀』の古写本等のカラー撮影、および公開が進んでいることから、関係研究機関および研究者、所蔵者に働きかけ、調査・研究の基盤とネットワークの構築を目指しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

3月に台湾に渡航予定であったが、研究代表者がインフルエンザにかかり、訪台できなかったため、メインとなる業務を遂行することができなかった。8月までに渡航して、遅れを取り戻す予定。

今後の研究の推進方策

8月までに研究代表者が渡台して、台湾大学図書館で『日本書紀』写本の調査申請と、日本における日本書紀撰進1300年記念のイベントに関する情報の提供、および意見交換を行う。

次年度使用額が生じた理由

3月に予定していた台湾への渡航が、研究代表者のインフルエンザにより急遽中止となり、予定を次年度に延期せざるを得なくなった。次年度(今年度)、台湾への渡航を再計画している。

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公開日: 2019-12-27  

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