研究課題/領域番号 |
18K00358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
中村 みどり 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30434351)
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研究分担者 |
高橋 俊 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (10380297)
中野 徹 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (20610512)
杉村 安幾子 日本女子大学, 文学部, 教授 (50334793)
齊藤 大紀 富山大学, 学術研究部人文科学系, 教授 (70361938)
中野 知洋 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70372638)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 中華民国期 / 国立青島大学 / 国立山東大学 / 高等教育 / 知識人 / 中国現代文学 |
研究成果の概要 |
上海図書館や大連図書館などでの調査を踏まえて、『夜の華──中国モダニズム研究会論集』(中国文庫、2021年)を刊行した。本研究メンバーの論文のタイトルは以下の通りである。中村みどり「青島興亡をめぐる民族意識と父の記憶──洪深の映画脚本「劫後桃花」を中心に」、中野徹「「学匪」を駆逐せよ──国立青島大学の学生運動と聞一多」、齊藤大紀「隣はナニをする人ぞ──胡也頻「昨夜──一段供状」と民国期のオナニー論」、杉村安幾子「無名氏『塔裡的女人』論――逆照射される男性性失墜の物語」、高橋俊「パパ、中国現代文学研究は何の役に立つの?」、中野知洋「重慶時期王平陵の民族主義小説――「女優之死」を中心に」。
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自由記述の分野 |
中国現代文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究例会、シンポジウムで青島と中国人文学者の関係に関する報告を行い、中華民国期の高等教育を支えた国立青島大学、後身の国立山東大学およびその教壇に立った中国知識人の教員・文学者としての活動について様々な角度から考察を行い、従来の青島文化史および中国現代文学史に新たな視点を提供することができた。また研究代表者および研究分担者が共著メンバーとなった中国現代文学研究論文集『夜の華──中国モダニズム研究会論集』(中国文庫、2021年3月)を刊行した。上記論文集の献本は国内だけでなく中国の研究者にも郵送し、国内外における幅広い研究成果の公開に努めた。
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