• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

十八世紀英詩におけるバーレスクと民衆文化

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K00380
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02030:英文学および英語圏文学関連
研究機関駿河台大学

研究代表者

海老澤 豊  駿河台大学, 法学部, 教授 (90298307)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードバーレスク詩 / 18世紀英詩
研究成果の概要

18世紀英国におけるバーレスク詩の源流となったイタリアやフランスのバーレスク詩を概観した後に、1.嗜好品を主題にしたバーレスク詩(フィリップスの「光り輝くシリング銀貨」、テイトとモットーの飲茶詩、キングの『料理法』)2.ファッションに関わるバーレスク詩(ポープの『髪の毛略奪』、ゲイの『扇』、ブリヴァルの『服飾の技法』)3.スポーツを描いたバーレスク詩(サマヴィルの『転球場』、コンカネンの『フットボールの試合』、マシスンの『ゴルフ』)4.スペンサー連のバーレスク詩(シェンストンの『女教師』、トムソンの『怠惰の城』)などについて、18世紀英国の民衆文化とバーレスク詩の関係を解き明かした。

自由記述の分野

18世紀英文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は『諧謔の詩神~英国十八世紀のバーレスク詩を読む』(音羽書房鶴見書店、2023)として出版した(総ページ数518)。これまで日本ではほとんど論じられることのなかったイタリアやフランスのバーレスク詩の特徴を概観し、その影響下に発展した英国のバーレスク詩(これについても日本では未紹介の作品が多い)を取り上げて詳説した。18世紀英国で盛んに描かれるようになったビール、ワイン、茶などの飲料、当時の英国で流行したペチコートや各種のファッション、英国伝統のスポーツであるボウルズ、フットボール、ゴルフ、ボクシングなどが、古典作品のパロディという衣をまとって詩作品として次々と現れたのである。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi