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2020 年度 実施状況報告書

グランゴール作演出パリ入市式における16世紀フランス王権とパリ市民の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K00454
研究機関広島大学

研究代表者

平手 友彦  広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (10314709)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードパリ / 入市式 / ピエール・グランゴール / 16世紀 / 古地図
研究実績の概要

新型コロナ感染拡大によってフランスでの調査を行うことができなかったため、本年度は1517年のクロード王妃パリ入市式のテクストをC. J.Brown校訂によるPierre Gringore, Les Entrees royales a Paris, Droz, 2005とフランス国立図書館Gallicaで入手できる電子文献を使って分析し、1514年のマリー・ダングルテールの入市式との比較を行った。
また、冊子および電子文献で入手した『パリ市当局記録』と『フランス儀典』等を使ってグランゴールが関与したと思われる残りの五つの入市式を検討した。
更に、1514年と1517年の入市式を目撃したと思われる記録をBulletin de la Societe de l'Histoire de Paris et de l'Ile-de-FranceおよびMemoires de la Societe de l'Histoire de Paris et de l'Ile-de-France叢書の中で探した。
1514年と1517年の入市式の比較を完了させなければ研究総括ができないため研究期間を1年延長した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナ感染拡大により、パリ国立図書館とナント市立図書館への資料調査を行うことができなかったため、グランゴールが関与した1517年のパリ入市式およびこれに関係する資料の収集を完了することができなかった。

今後の研究の推進方策

本研究を完了するためにはパリ国立図書館とナント市立図書館での資料調査が不可欠であるが、年度内に新型コロナの感染が収束しない場合は、現地調査ではなく複写等で文献を入手しなければならない。その準備を本年度前半に進める。

次年度使用額が生じた理由

フランス(国立図書館、ナント市立図書館等)への資料収集のための旅費の予算執行を行うことができなかった。次年度にこの旅費を執行するが、渡仏ができない場合は、文献購入と複写等で使用する。

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公開日: 2021-12-27  

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