研究課題
基盤研究(C)
ロシア現代美術と文学の相関関係、ロシア歌曲における音楽と文学の関係について、作品研究を通じて明らかにした。とりわけ、音楽、文学、美術の要素を併せ持つレオニート・チシコフの芸術作品、カバコフのアルバムやトータル・インスタレーション、南極ビエンナーレを実施し、総合芸術としてのアートを追求してきたアレクサンドル・ポノマリョフについての研究を進め、論文、口頭発表、展示を行った。
ロシア東欧文学・文化
イリヤ・カバコフの作品、ロシア歌曲、現代文学、現代美術研究を通じて、ロシア文化における美術・文学・音楽の相関関係の多様性を明らかにした。研究成果を、公開シンポジウム、公開レクチャー、NHKラジオ「まいにちロシア語」講座の番組(全72回)とテクスト等で紹介し、研究成果の社会的還元に務めた。また、新潟県十日町市の「大地の芸術祭」の美術館である農舞台でカバコフの常設展示のキュレーターを務めた。