研究課題/領域番号 |
18K00490
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
坂本 浩也 立教大学, 文学部, 教授 (50533436)
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研究分担者 |
小黒 昌文 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (50438199)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | フランス文学 / プルースト / 失われた時を求めて / 大衆文化 / 視覚文化 / 推理小説 / 大衆化 / 映像化 |
研究成果の概要 |
20世紀のフランスを代表する作家マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の執筆過程と、後世の受容過程の双方において、大衆文化が果たす役割を考察した。とりわけ、大衆文学における犯罪捜査の主題と、視覚文化におけるポスターの表象が作中にとりこまれる過程を解明した。また、作品の映像化の意義と問題点を検討し、現代の映画や小説におけるプルーストへの言及についても調査をおこない、その傾向を明らかにした。
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自由記述の分野 |
フランス文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プルースト研究においては、小説と芸術(とりわけ絵画や音楽)との関係について多くの調査がなされてきたが、本研究では、プルーストが同時代の大衆文化にたいして抱いていた関心を調査し、『失われた時を求めて』における大衆小説的な主題(犯罪)や視覚文化(ポスター)の位置づけを明らかにした。また受容研究の対象を拡大し、現代の映画や小説、さらには心理学におけるプルーストへの言及を考察の対象とする可能性を開いた。
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