研究課題/領域番号 |
18K00500
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
鵜飼 哲 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (90213404)
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研究分担者 |
F Bizet 東京大学, 教養学部, 准教授 (70383495)
呉 世宗 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (90588237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 文学 / 動物 / 政治 / 宗教 / 哲学 / 環境 |
研究実績の概要 |
2022年度の課題は研究報告書の出版作業を完了することであった。報告書は『動物のまなざしのもとで-種と文化の境界を問い直す』(鵜飼哲編著)というタイトルのもと、勁草書房より2022年6月23日に刊行された(初版1000部)。以下目次を記す。「イントロダクション -動物の問いと文学の問い」(鵜飼哲)、第I部「動物のまなざしのもとにおける文学」、村上克尚「動物から世界へ-津島佑子「真昼へ」におけるアイヌの自然観との共鳴」、中井亜佐子「小説という名の箱舟のなかで-『ロビンソン・クルーソー』と『フォー』における動物たち」、呉世宗「はざまからまなざす-金石範「鴉の死」における主体・状況・言葉そして動物」、第II部「動物たちと文化の境界を通過する」、カトリーヌ・パンゲ「イスタンブルの野良犬たち-都市での人間/動物共生の物語」(鵜飼哲訳)、フランソワ・ビゼ「<動物-寓話>の生成変化」(鵜飼哲訳)、第III部「軍事的暴力と動物たち」、申知瑛「比較から近接地帯へ-専有された労働と非/人間動物の逃亡」(金友子訳)、シム・アジョン「性-種-資本-軍事主義の共謀と動物の場所-クィア的観点から奪還可能な未来を問う」(シム・アジョン/イママサ・ハジメ共訳)、新城郁夫「媒介される身体たち-沖縄文学のなかの蟹をめぐって」、鵜飼哲「「アジア的身体」と動物たち-種と文化の境界に「隠された伝統」を探る」、第IV部「鳥として住まう」、ヴァンシアーヌ・デプレ「わたしたちのナラティヴをテリトリーから放つ、鳥たちとともに」(森元庸介訳)、「ヴァンシアーヌ・デプレとの対話」(聞き手・フランソワ・ビゼ、森元庸介訳)、呉世宗「あとがきにかえて」。『図書新聞』(2022年12月24日)の「読書アンケート」で2名の評者が、『みすず』(2023年1、2月合併号)で3名の評者が、本書を2022年の注目すべき成果として挙げるなど高い評価を得た。
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