本課題の目的は、東アジア地域におけるモダニズム研究の基盤構築に向けた学術的実践及び研究者のネットワーク作りを推進することにあった。学術的実践としては、異国趣味と郷土主義に注目し、モダニズムと異国趣味、モダニズムと郷土主義という観点から、国際学会等で4本発表を行い、そのなかから論文として1本公表することができた。また、ネットワーク作りに関しては、2019年7月に九州大学で国際ワークショップを開催し、日本国内、北米、東アジア各地から計15名のモダニズム研究者を招聘し、集中的に研究の現状に関する議論を行った。そこでの成果を元にして、東アジア・モダニズム研究の情報共有サイトを開設した。
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