欧米では新語形成のあり方が言語学(理論言語学・歴史言語学)で脚光を浴びるようになって久しい。本研究ではこの分野の研究に取り組み,国外でも成果を公表することで国際研究ネットワークを形成できたため,我が国の言語研究の国際的プレゼンスの向上につながることが期待できる。研究では現在の言語研究の主流となるインターネット上の大型電子コーパスを用いることで従来の印刷媒体に頼る研究では解明が容易でない現象を捉えることができた。また,こうした手法は将来のコンピューターを利用した言語研究にも繋がりうるもので,社会的にも様々な応用可能性があるだろう。
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