研究課題/領域番号 |
18K00598
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
小川 暁夫 関西学院大学, 文学部, 教授 (00204066)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 体験 / 知識 / ドイツ語 / 日本語 / 機能類型 |
研究実績の概要 |
2020年度は『学際的科学としての言語学研究』において論文『再帰構文再考』の掲載を行った。再帰構文は、ドイツ語のみならず体験と知識の機能類型論においても代表的な研究テーマの1つである。 また、国際ゲルマニスト会議(2020年7~8月:イタリア・パレルモ)においてKoenig教授、Kienpointner教授と共に分科会を企画・主宰し、総合的な成果報告を行うための準備を進めていた。さらに、ドイツの言語学専門出版社Stauffenburg社の叢書"Stauffenburg Linguistik"としてKoenig教授、Kienpointner教授や国内外の研究者、若手研究者の寄稿を含め成果論文集(仮題:Funktionale Typologie des Erlebens und des Wissens. Deutsch-Japanisch-Kontraste(体験と知識の機能類型論-日独語の対照))を刊行する予定で準備を進めていた。 しかし、世界規模で流行している新型コロナウィルス感染症の影響により、当該会議の開催が2021年に延期となり、論文集の刊行についても予定を変更せざるを得なくなってしまった。そのため、補助事業期間を1年延長し、2021年開催予定の会議への参加および成果報告、論文集の刊行についても引き続き海外の研究者と連携して進める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により、イタリアで開催が予定されていた国際ゲルマニスト会議に参加できなくなり、成果報告を行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は成果を発表する機会を模索しつつ、渡航予定先の外国機関と調整を行い、現地での調査も並行して進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、予定していた海外での成果発表や調査が実施できず、主に旅費の未使用額が発生した。2021年度中で時期を調整し、改めて海外での成果発表や調査を行う予定である。
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