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2022 年度 実施状況報告書

英語(疑似)法助動詞が使用されるコンテクストの解明とその活用

研究課題

研究課題/領域番号 18K00671
研究機関関西外国語大学

研究代表者

長友 俊一郎  関西外国語大学, 英語国際学部, 教授 (50594131)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード英語法助動詞
研究実績の概要

まず、『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説』ならびに、『【外国語編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説』を参照し、英語教育の到達目標、助動詞のコミュニケーションにおける機能や指導方針などを確認した。
次に、法助動詞の多義性、義務的心的態度を表すmust, should, had better, have (got) toの意味論的・語用論的特徴、mayの言語行為的用法、推量と未来を表すwillの意味論的・語用論的特徴をまとめた。そして、それらの特徴が検定済みの教科書では、どのように紹介されているかを観察・分析し、どのような解説や授業活動を展開すれば、指導要領での到達目標の達成へと近づくのかを考察した。
とりわけ、(i)情報や考えなどを的確に理解したり適切に表現できるようになる、(ii)目的や場面,状況などに応じて適切に語彙,表現,文法,言語の働きに関する知識を活用できるようになる、(iii)情報や考えなどの概要や要点,詳細,話し手や書き手の意図などを的確に理解したり,これらを活用して適切に表現したり伝え合ったりすることができるようになる、(iv)中学校で学習した基礎的・基本的な言語材料を活用しながら,高等学校の学習における豊富な語彙や表現を生かせるようになる、(v)目的や場面,状況などに応じて適切に使い分けた上で,聞き手や読み手を説得したり,自分の考えなどを印象付けたりするなど,効果的に表現できるようになる、ためには、どのような方策があるのかを論じた。
その成果の一端を、本学で行われた高校・大学の先生や大学院生対象の『夏季リフレッシャー講座』にて、発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究成果の一端を、高校・大学の先生方、院生の方々に発表することができた。

今後の研究の推進方策

最終年度となるため、これまでの研究成果をまとめたい。また、「存在的モダリティ」を表すcan(=「~のこともある」)、条件節内で用いられるwill/would/can/couldなどについても、考察を加えたい。

次年度使用額が生じた理由

モダリティ研究・言語教育の成果が掲載されている文献を購入する。また、学会や研究会にも参加する。

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公開日: 2023-12-25  

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