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2023 年度 実績報告書

英語(疑似)法助動詞が使用されるコンテクストの解明とその活用

研究課題

研究課題/領域番号 18K00671
研究機関関西外国語大学

研究代表者

長友 俊一郎  関西外国語大学, 英語国際学部, 教授 (50594131)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード英語法助動詞 / モダリティ / メンタル・スペース / 動機づけ / 現実性
研究実績の概要

最終年度には、could have構文、評価的should、「是認」のmay、「否認」のneedの分析を通して、(i)認知文法の枠組みでは説明が困難な、事柄Pが現実的である事例が存在すること、(ii)メンタル・スペース理論の枠組みを援用することにより、それらが説明可能になることを主張した。また、意味論的・語用論的特徴を反映する中で,will とbe going toの促すメンタル・スペース構築を提出した。両者では、メンタル・スペースの現実性の違い,スペース内の情報の言語化の有無の違い,特定のスペースの設定の必然性の違い,スペース内の情報の質の違いが見られる。また、本研究でのアプローチが,義務的なモダリティを表出する(疑似)法助動詞の分析にも有効であることを主張した。
研究期間全体を通じて、「動機づけ」、「主観性」/「客観性」、「力」、「現実性」/「現存性」、「メンタル・スペース」といった多角的観点から、意味論的・語用論的に、英語モダリティ表現を分析した。need toとhave toとの比較においては、動機づけとメンタル・スペースの観点から両表現の特徴を明らかにした。また、mustとhad betterとshouldを、力の強さや種類、動機づけのタイプ、言語行為、メンタル・スペース構築を明らかにすることにより、意味論的・語用論的に各表現の特徴を比較した。
また、上記モダリティ表現が、高校生用文部科学省検定済英語教科書や指導要領では、どのように取り扱われているかを検証し、モダリティの意味論的・語用論的な法助動詞分析が如何にして、英語教育に貢献し得るかを考察した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 英語モダリティ文のメンタル・・スペース構築2024

    • 著者名/発表者名
      長友俊一郎
    • 雑誌名

      モダリティワークショップ発表論文集

      巻: 18 ページ: 129-140

  • [雑誌論文] (疑似)法助動詞とメンタル・スペースー「予測」に関する動機づけと認知構造-2023

    • 著者名/発表者名
      長友俊一郎
    • 雑誌名

      モダリティワークショップ発表論文集

      巻: 17 ページ: 99-112

  • [学会発表] 英語モダリティ文のメンタル・・スペース構築2024

    • 著者名/発表者名
      長友俊一郎
    • 学会等名
      モダリティワークショップ
  • [学会発表] (疑似)法助動詞とメンタル・スペースー「予測」に関する動機づけと認知構造-2023

    • 著者名/発表者名
      長友俊一郎
    • 学会等名
      モダリティワークショップ

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公開日: 2024-12-25  

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