本研究は、これまで議論されることのなかった所格交替(locative alternation)という現象の歴史的発達、特に後期近代英語期(1700-1900年頃の英語、以下LModE)以降における発達の実態を明らかにし、その通時的変化を構文文法理論の視点から説明することを目的とした研究である。 研究成果としては、途中コロナ禍による研究の滞りがあったものの、研究期間の1年間延長を認めていただいたこともあり、当初の目標はおおむね達成できたと考える。研究成果公表の内訳は、図書5冊(いずれも共著、うち1冊は海外の出版社から出版)、研究論文1編、学会発表4回、となっている。
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