研究課題/領域番号 |
18K00697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
喜古 正士 早稲田大学, 総合研究機構, その他(招聘研究員) (90632183)
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研究分担者 |
高岡 邦行 日本工業大学, 共通教育学群, 准教授 (50757333)
田邊 直行 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (10269532)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 日本語教育 / 専門語 / 専門日本語 |
研究成果の概要 |
本研究では,「教授言語としての日本語」という枠組みを通して,留学生のための専門日本語能力の明確化と,教科と日本語教育の協働によるカリキュラム編成の必要性を明確に示しました。具体的には,日本とミャンマーの教科書を分析し,教科書内容の比較により具体的な教育の改善点を提案しました。特に,力学やベクトルの教え方が日本と異なること,また日本語の使用が教育に与える影響について新しい視点を提供しました。この研究は留学生に適した教育カリキュラムを作成するための基礎となります。さらに,留学生が学ぶべき専門用語を音声素材から抽出することに成功し,留学生の教育における日本語の役割の理解が深まりました。
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自由記述の分野 |
日本語教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,留学生が日本の大学での学びをより効果的にする,新しい教育方法を開発することを手助けします。特に理工系の留学生に焦点を当て,専門分野の基礎学習を支援するための語彙や文法のシラバスを構築します。これにより,留学生は日本語で専門知識をより早く,より深く理解できるようになり,日本の高等教育機関での学習がより充実します。これは,留学生が日本語で社会に貢献するための基盤を築くことにもつながります。そしてより実践的には,専門分野へ進む留学生を将来的に高度人材として輩出することに繋がります。このように,留学生の“受け入れ”と“教育”に明確な姿勢を示すことは,高等教育に限らず社会貢献が期待されます。
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