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2018 年度 実施状況報告書

英語多様性に対応するグローバル型シャドーイングの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K00733
研究機関秋田大学

研究代表者

濱田 陽  秋田大学, 教育推進総合センター, 准教授 (00588832)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードシャドーイング / perceptual adaptation / 音声知覚 / 英語の訛り
研究実績の概要

本研究課題前半の目的は、多様な種類の英語を聞き取るリスニング力・分かりやすい発音を備えたスピーキング力を育む新たなシャドーイング法を開発すること、そしてこれまで英語母語話者(NS)の英語を聞き取るためのリスニング指導法であったシャドーイングを、非英語母語話者(NNS)を含む国際共通語としての英語(ELF)対応型にモデルチェンジする事である。この目的を達成するために初年度に設定した課題は、シャドーイングが多様な英語に対するPerceptual adaptationをどこまで促進するかを測定する事であった。一年目に分かった事は、多様な種類の英語を用いてシャドーイングを行う場合は、文字テキストを提示するステップを設けて、聞いている馴染みのない音声と文字・通常の発音を結びつけることが重要であるという事であった。学習者にとって、聞いているだけでは、何の音を聞いているかが分からないため、「聞いている音」と「聞いているはずの音」を結びつけることが、多様な英語を聞き取る上で重要であることを再確認した。また、研究過程で、現在様々なシャドーイングの種類が提唱されていることに気づき、いったん、それぞれのシャドーイングの効果と理論の整合性について包括的に確認する必要性を感じた。今後の研究を効率的に進めるためにも、各シャドーイングの理論整理・手順整理を行っている。その整理したものを、次年度以降の実験手順に生かしていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験の効果分析をしている過程で、今後の展開を考えた際、一旦、シャドーイング・perceptual adaptationの理論とデータの整理が必要となった。そのため、やや遅れている。

今後の研究の推進方策

二年目の、シャドーイングが分かりやすい発音習得にどの程度効果的かを検証する事と並行して、シャドーイングの音声知覚への影響の理論・データ整理が必要である。

次年度使用額が生じた理由

旅費が予定の半分で抑えられたため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Shadowing its history and its future2018

    • 著者名/発表者名
      Yo Hamada
    • 学会等名
      2nd J-SLARF Colloquium

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公開日: 2019-12-27  

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