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2021 年度 実施状況報告書

日本人英語学習者の音声文理解における言語情報処理:聴解時のタスクに焦点を当てて

研究課題

研究課題/領域番号 18K00739
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

鳴海 智之  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 講師 (40736154)

研究分担者 横川 博一  神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (50340427)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード音声文理解 / 言語情報処理 / 自動化 / 熟達度 / タスク / 注意 / 事象関連電位 / 合成音声
研究実績の概要

令和3年度は、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響により、対面での実験が困難な状況となったため、研究代表者は再度、遠隔でも実験やデータ収集を行うことが可能となるように、研究計画の大幅な見直しを行った。具体的には、インターネット上で行う大規模アンケートの手法や、学術調査サービス(実験参加者の収集やアンケート調査などを行うサービス)の活用の可能性について調査・検討を行った。また、前年度に調査を行った、Cedrus社の刺激提示ソフトウェアSuperlab Remoteの使用や、音声文の作成における音声合成ソフトウェアの使用についても、継続して検討を行った。
また、大修館書店『外国語学習での暗示的・明示的知識の役割とは何か』などの図書を購入したり、関西英語教育学会 第52回KELESセミナー「外国語学習における暗示的・明示的知識の役割」(オンライン開催)や、関西英語教育学会 第25回卒論・修論研究発表セミナー(オンライン開催)に参加したりするなどして、第二言語習得・外国語学習における最新の研究成果や、教育ビッグデータを活用した研究手法などについて調査を行った。加えて、東京大学出版会『脳波解析入門 Windows10対応版:EEGLABとSPMを使いこなす』などの事象関連電位解析に関する最新の図書を購入したり、サポート終了に伴ってデスクトップパソコンを更新したりするなどして、研究環境を整えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

所属研究機関での授業や校務などにおける新型コロナウイルス感染症への対応に多くの時間を費やしたことで、予定していた実験を実施することができなかったため。

今後の研究の推進方策

研究の準備はほぼ整っており、「研究実績の概要」で示した検討事項を踏まえ、遠隔地の実験参加者の協力を得たり、学術調査サービスなどを活用したりしながら、令和4年度中に実験やデータ収集を実施する予定である。今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、研究計画の再度の変更を余儀なくされる可能性も考えられるが、状況に応じて適切に対応し、研究を行うことができるようにする。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由:実験を実施できなかったことにより、必要な物品の購入や、実験参加者に謝礼を渡す機会が無かったこと、また、大学の業務の関係や、新型コロナウイルス感染症の影響により、参加を予定していた国内学会・国際学会への参加ができなかったことなどが原因である。

使用計画:令和4年度は、実験に必要な物品(感染症対策に必要な物品を含む)の購入や、実験参加者への謝礼、学術調査サービスの費用、学会での成果発表を行うための旅費・参加費(ただし、新型コロナウイルス感染症の状況によっては変更の可能性あり)などに使用する予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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