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2022 年度 実施状況報告書

保健医療系ESP英語多読プログラムの構築と検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K00745
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

神田 みなみ  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (20327125)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード英語多読 / リーディング / 保健医療 / ESP / 英語教育 / ノンフィクション / ヘルス・リテラシー
研究実績の概要

本研究は(1)保健医療系の英語多読用図書・教材の開拓と選定、(2)保健医療系学生向けの英語多読用図書の教材分析と授業分析を行うものである。令和4年度は令和2-3年度に開拓した電子図書、オンラインライブラリーおよび紙の書籍を併用して実施した。継続して図書・教材には「ヘルス・リテラシー」の観点より英語圏の公的な健康・ 疾病情報サイトを取り入れた。
令和3年度に得られた示唆に基づいて、保健医療系の英語多読用図書の導入については、まず通常の英語学習者向けGRのライブラリーに加えて、英語母語話者児童向けLLのライブラリーを並行して用いた上で行った。3ヶ月15回の授業で初回5回は多読導入の基礎レベルとして、6回以降にノンフィクションとフィクション系読み物を並行して使用し、徐々に保健医療系の英語多読用図書を利用した。学生の読書記録により、どの時点で困難を感じるかをモニターした。保健医療系の英語多読用図書に対する困難は(a) 専門的語彙、(b) 保健医療トピックに関する基礎知識、(c) 英文の長さが主要因であり、特に楽しく読めるフィクションの読み物とは異なり、一度読んだだけでは理解がしにくいとの訴えがあった。フィクションとは異なる読み方、そして目的を持って繰り返し読む仕組み(授業アクティビティなど)を作ることが重要と思われた。次年度の英語多読授業では困難さをなるべく感じずに英語多読を続けるための(A) 保健医療系の英語多読用図書の異なるジャンル・タイプの導入、(B) ノンフィクションおよび保健医療系図書を繰り返し読む仕組み作りにより、読みの流暢さを維持して多読を継続するプログラム構築が課題である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

英語授業が2年間遠隔授業が中心となり、保健医療系の大学生に対して準備していた保健医療分野の英語図書、人間の身体・健康・病気に関する英語図書が利用できない状況が続いたため

今後の研究の推進方策

令和4年度に得られた示唆に基づいて、(A) 保健医療系の英語多読用図書の異なるジャンル・タイプの導入、(B) ノンフィクションおよび保健医療系図書を繰り返し読む仕組みを複数作り、授業で実践し、学生の多読記録手帳などにより反応を調査する。

次年度使用額が生じた理由

国内外への学会出張が無かったため。保健医療系の英語多読図書、電子図書、オンラインライブラリーの購入に充てる。

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公開日: 2023-12-25  

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