研究課題/領域番号 |
18K00751
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
矢田部 清美 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (90455410)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 学習 / 気づき / 推論 |
研究実績の概要 |
年度を通じ新型コロナウイルス感染症再拡大が複数回あったため,その間にヒトを対象とした生理学的実験の計画および施行が困難であった。その代わりに行動科学的実験結果の分析を進めることができた。また新しい実験手法やデータ収集環境を構築することができた。こうした新しい装備を使用することでより短時間で簡便に実験を行うことができるようになった。後半ではそれらの装備を援用した行動科学的実験を行いそれらの有用性を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の再拡大のため,ヒトを対象とした生理学的実験の計画や施行が難しかった。代替として行動科学的実験結果の分析や新規実験手法やデータ収集法の確立やそれらの考察を行った。
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今後の研究の推進方策 |
感染症の段階的収束に従って,新型コロナウイルス感染症予防対策ガイドライン等を参考に行動科学的実験および生理学的実験を行う。年齢群によって計画や施行が困難な場合には,これまでに施行した実験や調査データから知見を得られるか昨年度の試みを継続する。また,可能な年齢群のみを対象とし得られた反応から早期の生涯発達過程における学習経験の影響があったのかどうかを検証することを試みる。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症再拡大により,ヒトを対象とした生理学的実験の計画や施行が困難であり,小規模の行動実験に切りかえたこと,実験新手法の構築用に設備を新規に購入したことにより,次年度使用額が生じた。新型コロナウイルス感染症などの社会状況の段階的改善により,可能な範囲で実験の計画施行を次年度に行う。
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