研究課題/領域番号 |
18K00756
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
山田 留里子 関東学院大学, 人間共生学部, 教授 (60305795)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 課題解決型 / 中国語学習教材 / SDGs / PBL / 大学生 / ICT / LMS / ESD |
研究実績の概要 |
本研究の最終目的は、“SDGs”(持続可能な開発目標)を題材とした、大学生を対象とした「課題解決型」中国語学習教材の開発とその教育効果を検証することにより、グローバル人材の育成のための中国語学習教材を開発することである。 初年度にあたる2018年度は、まず中国語学習教材の内容を構築するために、中国におけるPBL科目を実施する際の、実践的中国語会話文、語彙、文法などを整理することができた。これに関しては、北京大学中文系の金永兵教授の協力および指導を受け、完成することができた。また中国語学習教材の本文の中国語会話文は、ネイティブチェックとして辺明江氏(北京大学中文系博士課程修了)に依頼し、2018年9月末には、冊子という形にすることができた。完成した冊子は試作版として、本学の中国語を学習する学生の秋学期の授業(6セメスター)において、中国語学習教材として使用した。更に、本教材を、中国語を履修する学生が事前・事後学習として活用できるように、音声教材としての録音の準備を行うこともできた。更に、教材の開発目的やこの期間における一定の教育効果の検証を学外で発表することができた。 計画の2年目となる2019年度においては、完成した「課題解決型」中国語学習教材を、国内いくつかの他大学にも発送し、中国語学習の中で使用してもらい、アンケートを実施する予定である。 また、本学においては、本教材と学内の“LMS”を活用した教育効果の検証を行い、その成果は全国大会(「ICT利用による教育改善研究発表会」2019年8月9日)において発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2018年度には、中国語学習教材の内容を構築するために、中国におけるPBL科目を実施する際の、実践的中国語会話文、語彙、文法などを整理し、完成することができた。そして、2018年9月末に完成した冊子は試作版として、本学の中国語履修学生の秋学期の授業(6セメスター)において、中国語学習教材として使用し、更に本教材を、中国語を履修する学生が事前・事後学習として活用できるように、音声教材としての録音の準備も行うこともできた。更に、教材の開発目的やこの期間における一定の教育効果の検証を学外の学会などで、発表することができた。 計画の2年目となる2019年度においては、完成した「課題解決型」中国語学習教材を、国内いくつかの他大学に発送し、中国語学習の中で使用してもらい、アンケートを実施する予定である。 また、本学においては、本教材と学内の“LMS”を活用した教育効果の検証を行い、その成果は全国大会(「ICT利用による教育改善研究発表会」2019年8月9日)において発表する予定であり、当初の計画以上の進捗状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
3年計画の2年目に当たる2019年度は、“SDGs”(持続可能な開発目標)を題材とした「課題解決型」中国語学習教材(音声教材も含む)の教育効果の検証を行う。 その成果は、全国大会(「ICT利用による教育改善研究発表会」2019年8月9日)において発表する予定である。 具体的には、研究期間の前半において出版した教材を国内のいくつかの大学に送り、実際に使用して頂き、教育効果に関するアンケート調査を実施し、データを取集し、分析しながら更なる教材開発への始点とする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用金額として少額の39円であるため、当該年度はほぼ計画通りに研究が遂行されたといえる。よってこの39円は次年度においてはその他に配分する計画である。
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備考 |
・中国語学習教材内容を紹介する目的で「語学学習から見る日中文化理解-真のグローバル人材とは」というテーマで中国・常州大学周有光語言文化学院で報告を行った。(2018年10月15日) ・2018年には『SDGsを題材にした課題解決型中国語』の冊子を作成し、履修学生に配布し、授業において教育効果の検証を行いながら、本研究の目標である中国語学習教材の修正を行うことができた。
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