研究課題/領域番号 |
18K00757
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研究機関 | 横浜商科大学 |
研究代表者 |
東本 裕子 横浜商科大学, 商学部, 准教授 (00761793)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自己効力感 / L2 self / 動機付け / 言語の話者への影響 / 異文化間コミュニケーション |
研究実績の概要 |
学習者の自己効力感を英語力と共に向上させる、という観点からの英語教育法を探るため、勤務大学での必修・選択英語を履修している学生、また短期の海外英語研修へ参加した学生を対象に調査を行った。 英語へ苦手意識を持っている学生、また英語を必要と感じていない学生に対し、英語を使用することによる新しい自己像の獲得という言語アイデンティティ教育的なアプローチを学習者の動機付けに活用することを目指した。 通常講義の履修者には、アンケートやインタビュー調査、またグーグルフォームを使用したルーブリック評価調査を行い、分析した結果を学会で発表した。 短期海外英語研修参加学生に対しては、1セメスター15回の事前講義を行うと共に現地研修を引率し、学生の変化の様子を2週間間近で観察した。また参加学生を対象にアンケート調査とインタビュー調査を行い、使用言語が話し手に与える影響や、英語を使用することによる新しい自己像 (L2 self) の獲得、自己効力感の向上、英語学習への意欲の変化、動機付けに関し、研究を進めた。さらに、毎年1年生から3年生までの全学生が一斉受験をし、クラス分けに使用している英語力診断VELCテストの参加学生のスコア推移に関し、分析調査を行い、結果を学会発表すると共に論文にまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画時点では、調査対象者として前回の調査のような社会人を含む一般の英語話者を想定していたが、今回の研究の最大の目的は学習者の自己効力感を英語力と共に向上させる点であることから、調査対象者を勤務校の必修・選択英語履修者と海外短期英語研修の参加者とした。
研究の進捗状況としては、おおむね順調に進展していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
平成31年度は研究計画書にあるように、二言語習得と二文化習得に関する調査、分析を進めると共に前年度に引き続き、学生の英語力と共に自己効力感の向上を目指す英語教育法を探る。 正課授業外の英語カフェ等のイベント、また海外から本学に来る留学生との交流等、英語使用場面を多く提供することにより学生の英語に対する心持ちがどのように変化するかに関しても調査を行う。 また、平成31年度も前年同様海外短期英語研修に同行し、参加する新たな学生を対象に調査を行い、前年度の結果との比較、分析を行う。英語力診断テストに関しても前年同様、研修前後でのスコアの比較と分析を行う。 同時に、様々な要因で海外短期英語研修に参加が叶わない学生を対象に開講する、国内での類似研修、講義の参加学生に対し、同様の調査を行い、結果の比較、分析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は当初の予定よりインタビュー調査を依頼した対象者数が少なかったため、謝金が予定より少ない結果となった。次年度の調査に活用する予定である。
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