• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実施状況報告書

なぜ英語学習者は単語を見直すのか―読解時の眼球運動と単語認知方略の関連を焦点に―

研究課題

研究課題/領域番号 18K00760
研究機関名古屋学院大学

研究代表者

梁 志鋭  名古屋学院大学, 経済学部, 講師 (80648262)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード単語認知 / 英文読解 / 眼球運動 / 方略 / 読解力 / 個人差 / 外国語
研究実績の概要

本研究は、日本人英語学習者が英文読解時に単語の再注視(注視回数が2回以上)を行う要因と、単語の認知方略(単語に複数回の注視を左から右へ置くようなローカル方略と、単語の中心に注視を1回のみ置いて視覚情報を並列に処理していくグローバル方略)を特定し、それらの関連を調べることである。
本年度は、昨年度提出した実施状況報告書で報告したように、単語の認知方略と情意的な側面―外国語読解に対する自己効力感―の関連をまとめて投稿した論文が国際学術誌―Frontiers in Psychology―に採択された。
また、日本人英語学習者が読解に関するメタ認知と、読解力と読解速度との関連を調査してまとめた論文が採択された。今後は、英文読解時における単語の認知方略を焦点に、日本人英語学習者の読解におけるメタ認知と再注視および注視位置との関係を調べていく予定である。
Clozeテストの実施に関しては、2020年2月より調査を進めている予定であったが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、予定していた計画を中止・延期することを決定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、予定していた計画(リーディング・コーパス内の単語の予測度に関する調査)を実施することができなかった。また、研究代表者およびデータ収集の協力先の研究者の所属が変更したため、実施体制を再度見直す必要がある。

今後の研究の推進方策

研究代表者およびデータ収集の協力先の研究者の所属が変更したため、Clozeテスト実施の体制を再度見直す。同時に、新型コロナウイルス感染症の拡大の状況を踏まえながら、今後の研究実施計画を立てていく予定である。今年度は本来の研究計画の最終年度になる予定であるが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、今年度内で実験協力者を集められず調査を行えない場合は、研究期間の延長も視野に入れていく。

次年度使用額が生じた理由

調査の遂行や研究成果を発表・公開する際に、論文の投稿費用などに研究費を使用する必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Transitional shift of metacognitive awareness of reading strategy along with L2-English reading proficiency2020

    • 著者名/発表者名
      Yoshikawa, L., & Leung, C.Y.
    • 雑誌名

      The Reading Matrix

      巻: 20(1) ページ: 36-44

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Positive psychology broadens readers' attentional scope during L2 reading: Evidence from eye movements2019

    • 著者名/発表者名
      Leung, C.Y., Mikami, H., & Yoshikawa, L.
    • 雑誌名

      Frontiers in Psychology

      巻: 10 ページ: 1-12

    • DOI

      10.3389/fpsyg.2019.02245

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi