研究成果の概要 |
本研究は、汎用英語母語話者話し言葉コーパス (Spoken BNC2014) を利用し、13種の典型的な構文(e.g., Radden & Dirven, 2007) に現れる間接発話行為を132種(van Ek & Trim, 1991)で記述したものである。その記述結果をふまえ、各構文の構文的意味と間接発話行為との関係を頻度別(高頻度・中頻度・低頻度)に3種類で整理していった。その結果、各頻度グループ別に共通と構文特有の間接発話行為を整理することができた。その視点から、認知文法論の視点で構築してきた「構文指導リスト」を言語機能(間接発話行為)の視点で再編するアプローチを2通り提案した。
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