研究課題/領域番号 |
18K00797
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
石川 文也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (60295524)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 認知レペルトワール / フランス語教育 / 言語インタアクション / 教師 / 学習者 |
研究実績の概要 |
「研究計画調書」および「交付申請書」(令和元年度)の内容に従って、研究の関連分野(言語インタアクション分析、現象学的社会学、認知・発達心理学に関わる分野)の文献を収集した。令和2年度の費用を一部前倒し請求して、2019年7月3日から同月5日 まで、Maison Internationale des Langues et des Cultures(フランス・リヨン)でおこなわれた国際コロキアム『対話における声:発話の異質性とインタアクションのディスクール』に参加し、中間的成果を報告した(報告タイトル:「Approche bakhtinienne du discours de l'entretien retrospectif : un dialogue enonciativement, praxeologiquement et/ou cognitivement complexe」)。また、2018年8月5日から同月10日 にかけてトゥーレ―ヌ・フランス語学院(フランス)で収集した授業内の言語インタアクションの録画・録音のトランスクリプトをおこなった。さらに、中間的成果を論文としてまとめ、学術雑誌Revista electronica Matices en Lenguas Extranjeras, no. 13に発表した(論文タイトル:「Le role des collegues stagiaires dans l'entretien d'autoconfrontation croisee : une analyse enonciative du discours en formation des enseignants de FLE」)。収集した文献は、国際コロキアム『対話における声:発話の異質性とインタアクションのディスクール』における報告、および学術雑誌Revista electronica Matices en Lenguas Extranjeras, no. 13に発表した論文における考察に役立てた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成30年予算で購入したデジタルHDヴィデオカメラを使ってトゥーレ―ヌ・フランス語学院(フランス)で収集した実際の授業内の言語インタアクションの録画・録音のトランスクリプトをおこなった。 中間的な研究成果2件(うち口頭発表1件、論文1件)を発表した。 以上のことから、当初の研究計画を遂行できたと考える。
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今後の研究の推進方策 |
「交付申請書」(平成30年度)の「8.補助事業期間中の研究実施計画」に記載した最終年度の計画に従って、最終的な研究成果をまとめ、国内外の学会等で発表する。また、報告書を作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年7月にフランス・リヨンで開催された国際コロキアムで中間的成果報告を発表できることになり、この旅費を支出するために前倒し支払請求をおこなった。「次年度使用額」は、その残額であり、年度を跨いだ執行(書籍の購入など)などに充てる予定である。
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