研究課題/領域番号 |
18K00824
|
研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
ブラウン アイヴァン 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (80436774)
|
研究分担者 |
CARROLL DONALD 四国学院大学, 文学部, 教授 (20290596)
エルダトン サイモン 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30512066)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 英語での会話力 / 第二言語相互作用能力 / 異文化間コミュニケーション / 会話分析 / マルチメディア教材開発 / 学習活動デザイン / 主体的で対話的な学び / 会話コーパス作成・活用 |
研究実績の概要 |
最終年度: 学習者の第二言語の相互作用能力を高めることを目的として、会話分析(CA)の結果を参考にし、英会話を行う授業科目を2学期分行うことができるだけの啓蒙活動、実践的なコミュニケーション活動、振り返り活動を作成した。これらは試行され、英語での会話を含む3つの授業科目からのデータが分析とプログラム評価のために収集された。授業内外英会話コーパスに100時間以上の授業関係英会話の録音・録画を加え、同コーパスからさらに27時間の録音された英会話が書き起こされた。対話的な学びのあり方、共通理解の修復のメカニズム、会話中の参加枠組みの変更のメカニズム、非言語行為を含めたマルチモーダル分析からの成果、実証的研究を踏まえた第二言語の相互作用能力の再定義等を含め、オンライン学会等で2つ以上の研究発表を実施し、1つ以上の論文は大学研究紀要に掲載された。 研究期間全体: 英会話コーパスからの40時間以上の録音された英会話が書き起こされた。学会では6つ以上の研究発表を実施し、3つ以上の研究論文を出版した。第二言語の相互作用能力を高めることを目的として、CA研究を踏まえて様々な教材や学習活動を作成し授業で活用し、その活用の際の教室内やり取り及び授業外の課題としてのやり取りの録音も分析し、学習活動と教材を評価し改善した。全体として、プロジェクトの当初のビジョンは達成された。同時に、今後のCA研究及び教材開発のために新しい課題と可能性が浮かび上がってきた。
|