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2024 年度 実績報告書

日本語識字力を有する英語学習者の英語綴り力の実態と効果的な学習方法の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K00855
研究機関長岡崇徳大学

研究代表者

川崎 眞理子  長岡崇徳大学, 看護学部, 教授 (30779989)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2025-03-31
キーワード英語正書法知識 / 語彙力
研究実績の概要

本研究は、日本語を母語とする英語学習者が、授業等の学習やその他英語に触れる機会を通じて、どのくらい、どのような英語の綴りの仕組みに気づいているかを探索し、学習や教育の最適化に貢献することを目的とするものである。本課題研究期間中に2つの実験行った。実験①は、書き取り課題で、聞こえてくる未知の単語(実在しない単語:疑似単語)の子音部分を画面に提示し、母音のキーボードでの入力を求めるものである。協力者の英語力の指標として、語彙力測定テストを使った。対象者は概ねCEFR-JのA2-B1.1バンドであった。適正回答率は低かったが、語彙サイズとの間には相関関係があった。語彙力が高くなった学習者は、綴りの規則を運用できるようになっていると考えられる。誤答の原因は、ローマ字の規則を適用した、及び聞き取り段階で誤認したことと考えられた。しかし、聞こえてきた音の復唱を課していないため、原因は推測に留まった。
この結果から、書き取り課題では、綴りの知識以外の要因が影響すると判断し、行動実験②では、綴りそのものについて回答する課題を使用した。実際に存在する単語と疑似単語を提示し、実在する・しないの判断を求めた。両種類の単語とも1音節4文字でオンセットとライムで構成されるものとし、書字的に近傍語が多いものと少ないものに分類できるように選定した。例えば疑似単語では、①VOAV(VがオンセットでOAVがライム)で書字的近傍語はない文字列(0)や、②COUTのように近傍語が多い(9語)もの、実単語でも①JOINのように近傍語が少ない(3語)の単語や、BEATのように近傍語が多い(20語)単語である。判断までの時間は非単語の場合有意に長く要したが、正答率には有意な差がなかった。非単語のうち、実単語に似たもののほうが判断までの時間が有意に短かかった。一定の綴りの特徴の知識を持つことを示唆していると考える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] English Orthographic Knowledge of Japanese EFL Learners2024

    • 著者名/発表者名
      KAWASAKI, Mariko
    • 学会等名
      全国英語教育学会第49回福岡研究大会
  • [学会発表] 第二言語習得が解き明かす外国語の学習のポイント2024

    • 著者名/発表者名
      中西弘, 川崎眞理子, 門田修平
    • 学会等名
      関西英語教育学会
  • [図書] 第二言語習得研究が解き明かす外国語の学習2024

    • 著者名/発表者名
      川﨑眞理子・中西弘・西村浩子・三木浩平編著
    • 総ページ数
      195
    • 出版者
      うろしお出版
    • ISBN
      978-4-87424-978-9

URL: 

公開日: 2025-12-26  

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