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2020 年度 実施状況報告書

英語学習成果に対する学習者の自己効力感の影響:横断研究及び介入研究による実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K00880
研究機関埼玉大学

研究代表者

横山 悟  埼玉大学, 教育機構, 教授 (20451627)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード自己効力感 / モチベーション / 学習 / 英語
研究実績の概要

本研究では、日本の高等教育での英語教育を対象とした介入実験研究を行い、自己効力感を高めることで、個別の科目としての英語の学習成果が向上するか否かを明らかにするとともに、個別の科目での自己効力感向上が、他の科目に対する転移効果として見られるか否かについても検証することを目的としている。
本研究では第一段階として、欧米系での先行研究がほとんどを占める状況で、日本における結果が欧米等の結果と一致するものなのか、それとも異なるのか、について、高等教育における英語教育を研究対象として、確認を行うための実証研究を行う。第二段階として、英語教育の環境の中、自己効力感を向上させる学習介入を行い、英語教育自体に学力向上効果が見られるのかどうかを確認し、加えて英語以外の科目においても学習成果の向上効果が見られるか否かを検証する。
よって本研究では、上記の二段階による実証研究を行う。全体の計画としては、第一段階は、初年度に準備を進め、二年目までに収集、分析を終える予定であった。二年目及び三年目に第二段階の準備を始め、四年目に介入実験を行い、五年目を最終年として、データの分析及び成果発表を行う計画であった。
昨年度、第一段階の本調査を終え、春学期及び秋学期双方のデータを収集したデータの分析を始めていた。三年目となる今年度も、継続してデータの分析を行った。一方、四年目の介入実験を行う準備を始める予定であったが、研究代表者に所属の異動があったため、及びコロナの感染等の社会的な状況により、四年目の介入実験の準備がうまく進められなかった。
四年目には、整理し終えたデータに基づく成果発表を行うと共に、新たな環境にて介入実験の準備を進め、可能であれば四年目に実験を開始したいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の所属変更があり、環境が変わったために準備に遅れが出ている。加えて、コロナ感染に対する対応等により、さらに準備の遅れが進んでしまった。

今後の研究の推進方策

第一段階のデータに基づく研究成果の発表準備を進めるとともに、遅れている第二段階の実験の準備を急ぎ行う計画である。第二段階の実験については、準備ができ次第、五年目を待たずに開始したいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の所属変更、及びコロナ感染対策の影響で、実験研究の準備が遅れてしまったため。次年度にその分の支出を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] No Gender Difference Exists in Academic Self-Efficacy Improvement for Higher Education Blended Foreign Language Learning2020

    • 著者名/発表者名
      Satoru Yokoyama
    • 雑誌名

      Innovation in Language Learning

      巻: 13 ページ: 27 - 30

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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