研究課題/領域番号 |
18K00908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03010:史学一般関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
M・G Sheftall 静岡大学, 情報学部, 教授 (90334953)
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研究分担者 |
三根 眞理子 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 客員教授 (00108292)
朝長 万左男 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 名誉教授 (40100854)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | hibakusha testimony / Hiroshima / Nagasaki / atomic bombing / bombing of Japan / incendiary raids / memory communities / postwar Japan |
研究成果の概要 |
この調査の主な目的は、被爆体験だけでなく、戦前、戦中、戦後の日本人の生活全般に関する「語りの記憶」を持つ年齢の広島・長崎の被爆者からオーラルヒストリーのデータを収集することであった。この目的のために、被団協の各支部やいくつかの公的機関の協力を得て、録音インタビューに快く応じてくれる対象者を紹介した。プロジェクト完了までに、2時間から最長5時間に及ぶ37人の被爆者インタビューが録音され、後に一次史料や二次史料との照合によってその内容が確認された。
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自由記述の分野 |
近現代日本文化史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1945年8月の日本の都市への原爆投下に関する英文学術文献は、ジョン・ハーシー著『ヒロシマ』(1946年)を除いては、軍事作戦、技術、外交・政治的側面など、アメリカ側に焦点を当てたものが多数である。このような英語文献における被爆者の扱いは、表面的で二次元的な補助的役割として表現される傾向があり、単に原爆の威力を証明する手段として採用されるだけで、日本文化的な文脈はほとんど、あるいはまったく読者に提供されない。本研究の目的は、海外の読者(一般人または学者)のためにこのギャップを埋める貢献ができたであろう。
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