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2023 年度 研究成果報告書

チャクリー改革における中国的契機―植民地近代の再考と比較史の可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 18K00994
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関京都大学

研究代表者

小泉 順子  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70234672)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードチャクリー改革
研究成果の概要

シャムと東アジアをつなぐ地域的な視野のもとに、19世紀後半から20世紀初頭における華人の動きとシャム政府の対応に着目した複数の論考をまとめ、英語で公刊し、国際会議でも報告した。また起点となるバウリング条約締結(1855年)における王権の権威と中国の位置づけについて、新たな理解を示す論考をまとめた。さらに、それまで十分考慮されてこなかった華人の経済活動と条約改正の動きとの関係についても検討した。

自由記述の分野

タイ近代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウェスタンインパクト的なシャム近代史の理解に対して、1855年のバウリング条約締結から、20世紀初頭における英・仏との条約改正交渉過程で、さまざまな場面で華人の動きが重要な考慮要件であったことが示唆される。他方、史料の面では、複数の言語史料の利用に加え、漢文印などの物質的な側面にも着目するなど、改めて「現物」の重要性も提起し、新たな議論を開く論点を提供している。

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公開日: 2025-01-30  

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