• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

イングランド初期ステュアート朝議会と教会統治-イギリス革命の再評価にむけて-

研究課題

研究課題/領域番号 18K01042
研究機関国際基督教大学

研究代表者

那須 敬  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (40338281)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードイギリス革命 / 宗教改革 / イギリス議会史 / イギリス音楽史 / ダンス
研究実績の概要

2020年度は、当初の計画では本研究課題の最終年度であったが、新型感染症の流行による移動規制や文書館の閉鎖によりイギリスでの史料調査や研究会合が実現せず、研究事業の延長が認められた。2020年度の活動は、オンライン史料データベースの利用、また2019年度の調査旅行で集めた史料画像の分析が中心となった。
研究発表としては、論文「イングランド議会とイングランド国教会」および「教会で踊ること、歌うこと:イギリス革命の宗教政治と民衆」(仮題)を執筆した。それぞれ、論文集のチャプターとして2021年度内に刊行される予定である。前者では、フランス革命との比較の観点から、イギリス議会における反教権主義の系譜を論じ、後者では、宗教政策をめぐる闘争としてのイギリス革命への一般民衆の参与のかたちを、音楽やダンス、騒音や破壊行為といった文化と実践の観点から分析した。いずれも、2019年に発表した単著(『イギリス革命と変容する〈宗教〉:異端論争の政治文化史』)の議論を出発点に、新史料を加えてさらに考察を進めた内容である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型感染症の流行による移動規制や文書館の閉鎖により、イギリスでの史料調査や研究会合が2021年度に延期されたため。

今後の研究の推進方策

2021年度中にイギリスでの史料調査を再開したいと考えているが、状況はいまだに不透明である。本務校(国際基督教大学)に2021年度より新たに導入された一次史料データベース「State Papers Online」の活用や、海外在住の研究者への調査協力の依頼などを検討している。

次年度使用額が生じた理由

新型感染症の流行により2020年度の研究活動に遅れが生じ、研究事業全体の期限が延長されたため。
2021年度後半に、イギリスでの研究調査を実施する予定である。これが困難な場合、史料データの取り寄せや、現地の研究者に調査作業への協力を依頼するなどの措置をとる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 図書 (1件)

  • [図書] (予定)「イングランド議会とイングランド国教会」、岩井淳・山﨑耕一(編)『比較革命史の地平(仮題)』2021

    • 著者名/発表者名
      那須敬
    • 総ページ数
      -
    • 出版者
      山川出版社(予定)

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi