現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度は、7月30日と31日に、わが国における担保取引の実務が,国際機関)が想定する取引実態とは異なっているのではないかという問題意識から、①国際担保法秩序における核となるルールを明らかにし、②日本法はこうした「核となるルール」とどのような関係に立つのか諸外国との比較の中で相対化することなどをテーマとしてシンポジウムを開催した。 シンポジウムには担保法分野の専門家を招待し,日英の著名な学者による基調講演、さらに、海外からの招待者、 日本の実務家,大学の研究者によるパネルディスカッションをおこなった。担保の国際ルールと我が国への適合性を考える端緒となった。 また、ケープタウン条約のMAC議定書に関する論文を執筆し、新しく形成されつつある担保の国際ルールの考察をおこなった。また、2018年8月と9月、さらに2019年1月にMAC議定書に関するワークショップでMAC議定書に関する報告および日本のMAC関連業界の資産担保金融に関する報告をする機会を得た。 以上のことから、おおむね順調に進展している。
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