研究実績の概要 |
元最高裁裁判官を対象としたオーラルヒストリーを実施したが、コロナ禍のため、その内容をまとめたうえで公刊に向けての編集作業が難航した。しかし、出版社の編集者と連携をとり、2020年12月に、『お気の毒な弁護士――最高裁判所でも貫いたマチ弁のスキルとマインド』(弘文堂)を発刊することができた。十全とは言えないが、最高裁判所の判例形成の背景について社会に伝えることができた。また、2021年10月、「判例時報」紙上において座談会「『お気の毒な弁護士』を読んで 」(山浦善樹, 江川紹子, 治部れんげ、山田隆司ほか) に参加し、最高裁の判例形成過程などについて話し合うことによって問題の一端を示すことができた。
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