研究実績の概要 |
本研究は、戦後日本の統治制度改革について、安全保障的な観点に注目し、占領軍との関連で、軍官・軍民関係及び文化・言語邂逅という側面から日本戦後政治史の視点から分析を進めている。 2020年度は新型コロナウイルス感染症のため計画していた海外調査に行くことができず、費用を次年度に振り替えることとした。同年度に次の著書及び論文を執筆し、国際学会で報告し、これまで収集した資料や国内の文献を中心に調査を継続した。 研究成果として、2020年6月23日にオンラインでIPSA国際政治学会の安全保障・紛争・民主化研究委員会のウェビナーシンポジウムを開催し、"Social and Cultural Contexts of Responses to the Coronavirus COVID-19 in Risk and Security Areas"と題する報告を行った。さらに、2020年9月17日に同学会のオンラインフォーラムに参加し、"Social and Cultural Contexts of Responses to the COVID-19 Disease"と題する報告を行った。ほかには研究テーマに間接的に関連する国内講演やメディア対応を行った。 学術書としては次の書籍を編集した:Radomir Compel and Rosalie Arcalla Hall, eds., Security and Safety in the Era of Global Risks, Routledge, 2021. 学術論文として"Relationship between Safety and Security within the Context of Risk and Intentionality"を執筆した。ほかに、研究テーマに間接的に関連する文献も執筆した。
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